編入試験について③〜勉強への心構え

2018/09/09

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残りの福岡での大学生活で
俺がたてた目標は、
①ここで学べる知識をすべて吸い尽くす。単位もしっかり取る。
②福岡での学生生活をエンジョイしまくる
③バイト先とサークルというお世話になったコミュニティに貢献し、結果を出す。経験値を高める。
それにプラスαで編入に受かる実力をつけつつ、ワーホリへの準備を進めることだった。

そのためにどうすればいいのか考えた。
時はすでに9月も後半。
これは分離して考えてはいけないなと思った。
遊ぶように勉強し、勉強するように遊び、
大学の勉強と編入の勉強と目標をコネクトして、
遊びと経験値の向上とコミュニティへの貢献をコネクトしなくてはならないなと思ったのだ。
つまり、すべての自分の行動を上記の①〜③と編入合格のために統合し、合理化していかなくてはならないと思ったのだ。

まずはネットに転がっていた早稲田社学とICUの編入の問題を見つけて研究することにした。
前の記事でも書いた通り、社学は小論と英語、そして面接であった。そしてICUは英語と人文社会科学、そしてアトラスという大学受験とは思えぬ超ユニークな問題だった。その年から方式が変わったらしく、人文科学と社会科学が統合され、アトラスという講義を聞いて問題に答えるという新しい形式が整備されていた。これが俺にとって吉とでるか凶とでるかはわからなかったが、総合的に見て早稲田とICUの問題について思ったことはこうだ。

a. 早稲田の小論問題はかなり社会科学的な事象に言及している。小論文のテクニックだけでなく社会科学的的分野の知識も必要。
→読書してブログに書こう。
b. 早稲田の英語は難しくない。内容把握力が問われている。それはICUの英語も一緒で、難度は高くないものの素早く内容を把握する力が問われている。グラマー系の問題もある。
→英語の勉強はワーホリへの準備にもなるし、編入にもいるし一石二鳥。特に力を入れるべきは素早く確実に内容を把握する能力。グラマー系の問題は覚えても覚えてもきりないし最低限でやめよう。
c. 面接はコミュ力で勝負しよう。
→日々の生活で生活でいくらでも鍛えられる。特に居酒屋でのバイト。
d. ICUの人文社会科学はめっちゃ長い上様々な知識とセンス、スキルが問われるかなりの良問。求められる能力はアトラスもしかり。
→おもろい。

以上の分析を基に学習を自分の日常にいかに落とし込めるかが問題だった。
最終的に俺が残りの半年でしようと決めた勉強は
・読書
・大学の勉強にコミットする
・英語の単語帳一周
・世界史の教科書一周
・現社の過去問一周
・時事問題のテキスト一周
・過去問解きまくる
だった。

俺は大学の授業では専攻していた芸術分野の授業、かっけえと思ってとったフランス語の授業、なんとなくとった教職の授業、もともと興味のあった社会科学系の授業、そしてゼミを取っていた。
ゼミではすでに卒論に向けての基礎研究が始まっていた。俺のテーマは「社会的芸術家」。社会に芸術的手段で影響を与えていった人々について研究するといったものだった。周りのゼミのみんなが「オペラ」とか「建築」とか「絵画」とかやってる中かなり特異なテーマだったが、自分がすげー興味あることだったから楽しかった。その研究の精度を上げていくことは大学の勉強にコミットしていることになり成績も上がるし、自分も楽しめる。社会科学的な学問も芸術系の学問も同時に学ぶから結果的に編入の勉強にもなるなと思った。最高のサイクルの形成。
読書も卒論研究のために、自分のために、編入のためにいろいろな分野の本をサクサク読んだ。一時ブログでやっていた書評はそれだ。おもろいって言ってくれた人もいるしまたやりたいなー。まず本読まななー(笑)
フランス語もこれで勉強すんの最後かもと思うと頑張れた。先生大好きだったし。教職もそう。色々知れた。社会科学系の授業と芸術系の授業は力入れて受けた。おもろかったから。

世界史の教科書一周は、大学の授業で「世界史概論」ってのがあって、それは世界史の流れから経済とか政治とか文化とかの知識も抽出する感じの授業ですげーおもしろくて(全然いってなかったけど)この勉強法は使えるなと思ったからやってた。世界史勉強して同時にその流れと出来事、事象のカテゴリを政治とか経済とか文化に着目してエッセンスを引き出して自分に落とし込むっていう新しい世界史学習法を編み出してやっていた。これもまた卒論研究にも編入の勉強にもなったし自分も面白かった。それを過去で完結させるのではなく、現社→時事問題と落とし込んで行った。

英語はまともに2年間やってなかったから(大学では第一言語としてフランス語を選択してた)やばかった。読めない読めない。まずは単語の補強ということで単語帳をばーっとやってあとは過去問解きまくった。

サークルにはほぼ無欠席で行ったし超楽しかった。イベントの責任者やったり後輩と飯行ったりできることは全部やったつもりだった。
バイトもそう。だいぶ慣れてたけどよりスピードと正確性を求めて自分に負荷かけて、店の雰囲気盛り上げようってして、ドリンクとか料理の知識もより吸収しようってして。接客でも面接も意識して社会人といかにうまく話すか、どう相手の気持ちを引き出せるか、楽しませられるかを意識した。同僚とは遊びまくった。
成人式の実行委員会もやったりした。最高だった。

そしてついに1月の後半を迎える。
早稲田の入試は1月の後半。
間に期末試験を挟み、
!CUは2月の頭だった。

つづく

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