成人式

2018/09/09

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成人式が終わりました。

俺、山口県出身で、小学校まで山口県にいてて、
中学からは佐賀の中高一貫校に六年間通ってたから、
今住んでる福岡の端っこの実家がある地域には知り合いほとんどおらんくて。

地域のコミュニティって中高で固くなっていくもんやと思うけど、
そんな時期に実家のある地域からはなれた学校に通っていたわけやから、
学校のみんなそんな感じで、地元の成人式行かんって子も多くって。
それなら同じ学校のやつらでやっちまおうという考えのもと、
数年前から恒例化してる中高の同級生との成人式。

実行委員までやって企画して人集めてお金集めて。
結果沢山の同級生が来てくれてさ。みんな楽しそうで。
ほんと、やってよかったと思った。

俺にとっての地元は実家の近辺よりも学校の近辺やし、
俺にとっての大切なものたちはたいていそこで見つけた。
今の俺があるのもその母校のおかげでね。

そこには俺のすべてがありました。

正直、心からもう死んでもいいって思えるほど幸せな時間でした。

成人式に出たことによって、何が変わったというわけではありません。
けれど、たくさんのことに気づきました。
本当に大切なものは何なのか。
俺がどんなときに幸せを感じるのか。
改めて、「自分」を知ることが出来ました。

高校を卒業して以来、沢山の選択をしてきました。
そこにはこれまで生きてきての、その中でも特に中高での、
出会いや別れや触れ合いや、喜びや悲しみや、笑顔や涙や。
走って転んで傷ついたり立ち止まったりしながら見つけた、
「自分」が軸にはいつもありました。

本当に大切なことは言葉にはできない。
それは、本当に大切なことは、
「自分」とわかちがたく結びついているから。
「自分」を本当に知ることはできない。
知らないことは言語化することができない。
だから、本当に大切なことを本当に知ることはできない。

知ることができること、言語化できること、
目に見えるもの、聴こえるもの、触ることができるもの。
そんなもので社会は、世界はできているし、
自分たちもそこで生きています。

でも、本当に大切なものは、
知ることができないこと、言語化できないもの、
目に見えないもの、聴こえないもの、
触れることができないものなのかもしれません。

そんなものたちで日常を彩っていきたいなと思って始まったのが、
Nanairo Projectでした。
俺が幸せになれる、結果としてみんなも幸せになれる。はず。
そんな素敵な夢の結晶。
このブログのタイトルにもなってるけど。
いうたらこのブログは自分が思ってることをまず発信することからはじめようっていう、
Nanairo Projectのファーストステップにしかすぎんくて。
まだまだこれからなんよね。頑張っていかないかんのよね。
だって、夢があるから。

そう、俺は成人式に行くことで夢に近づく。
そう、俺は成人式に行くだけで夢を叶えていく。
それは何でも一緒で、成人式じゃなくても、ご飯食べるでも寝るでも。
でも、それと同時にその夢はより緊迫感を増してより高みに行くことをうながしてくる。
かなえてもかなえても満たされることのない欲望のように。
欲望って、愛とかやさしさと表裏一体のような気がする。
それも俺が「実に感性的な、ぼやっとしたものだけど、世界を、社会を、語ろうとしたときに、それはひとつの文脈で語ることができるんじゃないかなっていう感覚がある。」って言ってた理由のひとつなんやけど。まあそれはいいとして。
そのぼやっとした感覚をしっかり見える化したい。

世界を、社会を、もっと良くしたいってのが俺の夢で。
まあ端的に言ってしまうとね。
もっと良くするってのにもいろいろあると思うけど、
俺、みんなが普通に暮らせたらいいと思う。
今よりもさ、少しでも幸せだなって思える人を増やしてさ。
笑って泣いて抱き合ってってして、人生っていいやん!って思える人を。

そのためにも、世界を、社会を、まずはしっかり捉えたい。
それをしっかり捉えて、

いろんなことを考えているけど、まず、今できるのはブログ。
ブログで意識してるとことしては、何気ないとこからはじめて、ばーっと広げていくってとこ。
日常の中からばーっと広げて、書いてって、終着点を探っていく。
俺はもう夢への想いが無意識化してるから、いつの間にか伝えたいことにいく。
伝えたいのは、やさしさ。愛。夢。想い。誠心。
言葉にならないものたち。本当に大切なもの。
クサいけど、難しいけど、目をそらしたらダメだと思う。
なんだかんだみんなが求めているのはそこに集約されていると思うから。
まずは書く。伝えることに慣れる。その先もまだまだあるけれど今は。

死んでもいいと思えるくらいの幸せに気づいて、
こんなとこじゃ死ねないと思う日常の不完全さに気づきました。

でも、不完全な日常だからこそ生きていけるのでしょう。
幸せを求めて。夢を求めて。
明日からも強く生きていきます。
幸せを求めて。夢を求めて。
「自分」がいるから、ひとりじゃないから。
「自分」がいるから、間違うことはないから。

幸せへと続く日々の中で、不完全な日常を少しでも完全な方へ動かしていこうとする、
そんな夢が、毎日が、人生が、本当に楽しくって仕方ない今日このごろです。

成人式とその時感じた思いに寄せて。

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