入学してから一ヶ月が経ちました

2018/09/09

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題名の通り、国際基督教大学に入学してから1ヶ月が経ちました。
学校にも慣れ始め、編入生という特殊な立ち位置にも慣れ始め、
生活も安定し始め、少しずつながらこれまでの日常が塗り替えられていっていることに気づく日々です。

ブログのネタとして書きたいことは多岐にわたり、たくさんあるのですが、
今回はきちんと自分がここでもしっかり生きているよ!という、
生存報告を兼ねて、新入生と触れ合っているうちに(自分もICUでは新入生なのですが)感じた自身の変化に添えてこれまでの自分の簡単な振り返り、そしてこれからの自分の方向性を明確にしていこうと思います。

ご存知の通り、現在僕は国際基督教大学に在学しているわけですが、
そこに至るまでにはもちろん小中高、そして2年間の大学生活、とアカデミックなステップを踏んできました。
そう、2年前には僕も新入生として西南学院大学に入学したのですが、
それから2年間を経て新入生として国際基督教大学に編入学した今は2年前と比べて大きな変化を感じています。
2年前、西南学院大学の入学時、僕には2つの決意がありました。
ひとつは「将来ビッグになりたい。そのためには大学生活の間になにかビッグになるための準備をしよう」という決意。
もうひとつは「自分が落ちた東京の大学の学生たちに負けたくない」という決意。
その2つの決意を形にするために、国際基督教大学に編入する前の西南学院大学で自分は2年間「基礎力をつけること」「可能性の幅を広げること」「すべてを司る包括的な中心軸思考を見つけること」を意識してやってきたように思います。

「基礎力をつけること」の「基礎力」の定義とは、「どんな状況でも自分の力になってくれる能力」だと考えている。
具体例を挙げるとするならば、思考力、文章力、教養、人間力など。
ビッグなことをするための環境や社会的な力には分がある東京の学生に勝つためには、誰もが皆等しく持ち合わせ、努力によって伸ばすことができるもの、そして大きな影響力を持つ力で勝負をしないといけないと考えていた。それがここでいう「基礎力」だった。
いつも考えていた。何ができるか。何をすべきか。
それを言葉にして表現してきた。
たくさんのネット記事を読んだ。時には本も。歴史を振り返り、まとめてきた。
自分と向き合い、どうありたいのか考えた。行動してきた。

「可能性の幅を広げること」とは、文字通り何事にもチャレンジすること。
やりたいと思ったことはすべてやってきた。
芸術を中心にいろいろな授業を取ってきた。フランス語もやってみた。起業と社会貢献、イベント運営が体験できるプロジェクトもやってみた。国際協力サークルに入り、ボランティアや映像制作をした。塾や工場、イベントスタッフ、居酒屋のアルバイトをしてきた。バックパッカーもした。学生団体にもはいった。ビジネスや社会貢献、クリエイティブなど様々なイベントに行った。ギターやカメラも始めた。
やっていくことでそのやりたかったことは本物だったのかがわかっていった。そして、大切にしていきたいものは何なのかがわかっていった。

「すべてを司る包括的な中心軸思考を身につけること」は、重要ながら内在的な要素であり、自ら思考し、結合、昇華しない限り意味を持たない要素である「基礎力」と「可能性」を結合し、昇華するために必要なピースだった。自分の「基礎力」や「可能性」を包括した軸を創り、それを中心に考えていく思考法を身につけることで、それが自分の夢へと繋がっていった。そして同時にその夢への道筋も少しではあるが概略がつかめてきた。
つまり、噛み砕いて言うと、自分のやりたいことをやって、それから得たヒントを基に思考することでそれを人間力や教養の種へと転換し、文章で表現することで認識し、また行動に移していくという流れを繰り返して、そのうちに自分を知り、やがて夢を見つけたということになる。

俺の夢は、社会的芸術家として自分の周りから世界をやさしいものへと変えていくこと。
(社会的芸術家とは、自分の創作語で、言葉足らずではあるが一応ひとまず簡単に定義するならば「芸術的な手段、思考で社会にダイレクトに影響を与える人のこと」と考えている。世界を「やさしいものへ変えていく」という表現にもツボがあるのだが、ここではとりあえすニュアンスで捉えておいてもらいたい。)
その夢のために俺はICUに、東京に、出てきた。そう言い切れる。
だから将来に迷いなんてないし、何をすべきかも、イメージ上では、わかっている。
ゴールのイメージはできている。だからそのためのプロセスをきちんと構築していけばいいということがわかっている。
そのことがわかった今、これからの残りの東京での学生生活はそのプロセスの構築に注力すべきかなと考えている。
これまでのやり方を同じように繰り返すだけでいい。手探りでやっていく段階が終わっただけだから。
これからは未来を見据えてやりたいことをやっていく。形にしていく。そこから得たヒントを基に思考して人間力や教養の種へと変換し、文章で表現することで認識し、また行動に移して、より精度を上げていく。
ここ、東京で、ICUで、よりスピードを上げて、より効率を考えて、夢へのプロセスを構築していく。

イメージ上のそのプロセスのひとつとして、この「Nanairo Project」がある。
現在はただのへっぽこブログとしてしか機能していないが、本来は大きなイメージの末端として、そのハブとして位置付け、作ったものだった。
これからはその大きなイメージを実現させていくことと両輪駆動でブログの更新頻度や内容を改善し、SNSとの連携を強化し、運営面でもよりおもしろく実践的なものへと進化させていきたいと考えている。

新しい環境で、マイノリティかつ限られた年数で単位修得を義務付けられた編入生だし、ICUはなかなか勉強させる大学で授業も忙しく、生活面でも初の一人暮らしで、正直これまでの大学生活の中で一番大変な時期かもしれません。
でもそんな中でも飲まれることなく、何のためにここにきたのかを忘れることなく、強く生きています。楽しく生きています。
そして、その気持ちを胸に、さらに負荷をかけていきます。上を目指していきます。

やったります。

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