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2018/09/09

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Facebookではすでにご報告し、お会いした方々にもきちんとご報告していますので、改めてのご報告となる方も多くいらっしゃいますが、
この度国際基督教大学の編入試験に合格を頂きました。
従って、3月31日をもちまして2年間通った西南学院大学を退学し、明日4月2日の入学式から正式に国際基督教大学の転入本科学生として編入学致します。

20歳の春に突如として迎えたこの転機に至るまでに、本当に沢山のことがありました。沢山の人と出会い、別れ、沢山のことを見て、聞いて、知って、笑って、泣いて。

山口の片田舎に生まれた自分が佐賀の山の中の中高で夢をみて東京の大学を目指して挫折して福岡の大学に進学して。
それでもそのときに仲間たちと一緒に語った夢を忘れることなく握りしめてきた。
大学に入ってからのこの2年間、ずっと、自分が落ちた東京の大学に受かったやつら、そいつらにどうしたら勝てるだろうか。まずはそいつらに勝ってやる。その思いでやってきた。
その2年間自分がやってきたことの正しさを証明しようと編入試験を受けた。
結果は、出た。
嬉しかった。自分が2年間やってきたことは間違っていなかったんだ、って。
俺は、夢を追いながら、自分を高め、とりあえずは高等教育における、学生に求められている学力勝負には勝てる自分を創り上げることができた。
自分の好きなように、思うように、自分のやり方でやってきた2年間で着実に前にも進んできていた。

でも、この大学2年の終了時、大学生活の節目の時期に、環境を変える必要性を感じていた。次のフェーズにいく必要性を感じていた。
選択肢は2つあった。
休学して海外へ行くか。
編入して東京へ行くか。
同時並行で準備を進めた。
編入に落ちても休学できるように。
編入に受かれば退学できるように。
しずかに、でも確実に、これらの選択肢を取れば、これまでの暮らしとさよならしなくちゃいけないことはわかっていた。

自分の好きなようにやるという、最高に楽しく福岡で暮らすその中で、気づいたら新しい仲間も出来ていた。
西南のみんな、サークルのみんな、
バイト先のみんな、福岡にいる同じ中高のみんな、住み慣れた街、そして家族。
すべてとさよならしなくちゃいけなかった。

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なんでそこまでするのか。
穏やかな、平穏な、和やかな、しずかな、そんな日々こそ本当の幸せである。
それを失った今、そのことが心からわかる。
でも俺はただただそれを愛でることは出来ないんだ。

夢があるなら追いたい。
今も楽しいけど次ももっと楽しみたい。
社会がおかしいと思うなら変えたい。
苦しんでる人がいたら笑顔にしたい。
自分だけじゃなくてみんなで
幸せを分け合いたい。

俺はまだ若い。まだ夢を追える。
それなら、追わない手はない。
今の楽しさを今だけのまま終わらせる手はない。
社会の不条理をそのまま見過ごす手はない。
苦しんでる人を無視する手はない。
自分だけでしか楽しめないちっぽけな幸せを目指すことに終始する手はない。

俺はまだ、もっとやれる。
これまで生きてきて、着実に成長してきた。先に進んできた。
俺はまだ、もっと先にいける。
これまで生きてきて、出会ったすべてを、知ったすべてを、自分のものにしてきた。

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俺はこれからももっともっと輝いていけるって分かってる。
俺はこれからもまだ先にはもっともっと楽しいことがあるって分かってる。
だから今の穏やかな、平穏な、和やかな、しずかな毎日の幸せにさよなら言うよ。
いつかまた、そのこれまでのすべてが自分の今に繋がってると言えるように、すべてを包み込んで、想って、愛して、目を閉じて。
今から新しい扉を開くよ。

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これまでのすべてへ。

ありがとう、さようなら。
また笑って、会いましょう。
俺はどんどん先にいくよ。
まだまだ止まれないんだ。
でもいつの日もどんなときでも、
これまでのすべてのことを、
想っています。

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