クリエイションの新しい形はあなたの中にある

2018/09/09

Pocket

これまでって、クリエイションに縛りって必ずあったように思うんです。

アーティストはレーベルに入ってイメージを作られる。
俳優は事務所に入ってキャラクターを演じさせられる。
みたいな。

でも、インターネットの登場でそれは変化したんじゃないかなって。
例えば、「水曜日のカンパネラ」。
雰囲気のある女性を映像作家がヴォーカルとしてリクルートして、音楽制作に長けた仲間をjoinさせて、クリエイションする。

そのクリエイションは、インターネットの登場とクリエイトソフト、スキルのコモディティ化によって同じことが誰にでもできるようになっていると思う。

自分でその目指したい世界観や方向性を共有している仲間を探して、集めて一つのクリエイションを生み出すことができるようになっている。

クリエイションするにあたって、
自分の軸っていうのはすごく大事。
難しい言葉で言うと、ブランディング。
それがあるかないかで器用貧乏になるか、オールマイティプレイヤーになるかがきまる。
例えば、星野源さん。
音楽活動から文筆活動、俳優。
様々なことをやってるけど、それらは全て星野源さんがやるから価値があるものになってる。いくらでも代替可能なのに。
全てはそういうところだと思う。
代替可能なものをどう代替不可能にするか。
クリエイションでもビジネスでも、なんでもブランディングっていうはすごく大事。

そのブランディングもまた、今インターネットの登場とクリエイトソフト、スキルのコモディティ化によって同じことが誰にでもできるようになっている。
自分の目で、自分の力で、自分の世界観に合ったものを生み出し、届けることができるから。

そう考えると、この、ものすごい勢いで全てのものがコモディティ化していく中で大切なものというのは固定化した組織形態やシステムには入ることなんかじゃなく、柔軟に変わり得る、けれど一つの軸を持った自分の存在を作ること、それなんだなと思う。

そう、クリエイションの新しい形は、あなたの中にあるんです。

Pocket