【Wism】【エピローグ】それでも、物語は続く。

2018/09/09

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夢を見て、東京を目指し、破れ、それでも夢を追い、

だんだん感覚を掴んで、経験を積んで、編入に合格して上京して、

天狗になって、挑戦して。

 

人を変えたい。学校を変えたい。面白いことをしたい。

下の記事のように、実際におかしいと思ったことに向き合いたい。

よくわからなかったけどとりあえず何かしたかった。

だから人を巻き込んで。サークルという形にして。

 

でもそれは破れて。サークルは崩壊した。

それでも、まだ夢を追うのだろう。

 

なぜか。

それは、生きているから。

それは、物語は続くから。

それは、まだまだはじまったところだから。

 

Wismでやりたかったけどできなかったことは、具体抽象問わず沢山ある。

ICUの「アカデミック」「国際的」「少数」「個人主義」みたいな特徴を生かして、強みを伸ばし弱みを補い、成長し、そうしながらICU生が学生生活をより濃密なものにしていく。それと同時に外部への発信力も高めていくことで、長期的にそうやって伸ばしたICU生の価値を社会にもより還元していけるようにする。そんなことたち。

例えば、

・リアル&バーチャルでの議論する場。より素晴らしい研究につなげる場。その研究や興味分野をぶつけ合って昇華する場。(学生限定のacademicコミュニティを作る。バーチャル学生シンクタンク)

・留学生や9月生、4月生の交流を促進し続ける仕組みづくり

・学長ランチ

・学内の学生全員を巻き込んだオールラウンドレクレーション(ビリヤード、ボウリング、ダーツ、スノボ、サーフィン、映画鑑賞、旅行、ピクニック、けいどろ大会、BBQなど)

・広大なキャンパスを生かして自然と近しい溜まり場、憩いの場を増やす(ベンチなどを作ったり

・ICU生御用達のラーメン屋の一年パス、割引券販売/メニュー化コンテスト

・ICU生のための場所の運営(就活イベントとかもできるようなコワーキングスペース、バー、ショップ、カフェ、宿、家…的な)

・学内でセミナー開催

・アートフェス

・屋台

・バカ山を大々的に使ったタイダイ染めワークショップ

・音楽フェス

・図書館24時間プロジェクト

・ICU生のためのアプリ、繋がれるプラットフォーム作り

・ビジコン

Umeetみたいな外部向けメディア

地方振興+飯サービスみたいな(地元の行きつけの店をリストアップ、いい店を探すべく)

・西東京活性化!

・「アカデミアを面白く」でネタっぽくアカデミアを解説。(授業選択の一助として)(学問への興味の入り口)

・ICUにヒューチャーセンター(「未来の知的資本」を生み出す)

・学生コンサル、アカデミックグループ?(「クリティカルティンキング」で突き抜ける?)

 

まだまだいっぱいあると思うけど、メモに残していたのはこんな感じ。

適切にビジョンを示し、具体的なものに落とし、形にするものを選び、どうやっていくかを考え、形にしていけなかったことは、自分の力量不足でしかない。

見据えていた未来は「学生団体」、いやそれ以上にもなりえたかもしれないけれど、

最終的には単なる「サークル」、しかもよく何やっているのかもわからないような、単発的なサークルとして終わってしまった。

 

でも、やっぱり、自分の想いは消せなかった。

形は、表現する場所は、変わってゆくかもしれないけれど、

Wismで形にできなかったものはきっと、これから先に必ず形にしていく。

 

そう、より多くの人々のより大きな幸せのために、アートやアカデミア、ビジネスの領域を横断しながら、色々なものを企み、仕掛けていきたいと思っている。

そのために、残りの学生生活をどう使うのか。

それから、社会人になり、どうしていくのか。

 

まずは人材という領域に腰を据えて、ビジネスで突き抜けること。

アート的表現も続け、ライフスタイル領域でタネをまくこと。誰かの心を揺さぶること。

アカデミックに追求すること、形にすることも、忘れないこと。

 

今、あの頃からは想像できないくらい一皮も二皮も剥けて、

思考も深まり、未来も明確になりつつあり、

それでもなおあの頃と変わらぬように、未来へのワクワクを感じられていることを嬉しく思います。

 

Wismというサークル。

なんの役に立ったのかはわからない組織ではあったけど、

自分にとっては、とても大きな経験になったなと。

 

同じようなビジョンや想いを持った学生がもしいたら、心から応援したい。

そう思っています。だから、もし悩んでいる人や色々考えている人などいれば、遠慮なく連絡してきてほしいなと思っています。ICU生でも、もちろん、そうじゃなくても。

そういう人の力になれるような人に、ならなくてはなとも、思うのです。

とりあえずは、それが学生が終わりつつある自分のできる最低限のこと。

 

そして学生が終わってからも変わらず道を切り拓いていけるように。

ーサークル「Wism」についての振り返り・完ー

 

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