【Wism】【プロローグ】「大人になるということ」とはつまり、「速く行きたいなら1人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け」ということだった。

2018/09/09

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ついに明日から、学祭が始まります。

これまで結構頑張って準備して来たんです。

それだけじゃなかったんだけど、最近の自分の疲れやイラつき、辛さや悩みは結構ここも大きかったと思います。そう、最近の自分はかなり、参ってました。

自分のキャパのなさ、能力のなさ、力量のなさを突きつけられて。

 

今回の学祭はWismという、自分の団体の名義でやっているのだけど、実情企画面からコミットしてやって来た団体のメンバーは自分含めて、3人。

最初は9人くらいいたんだけど、3分の1になってしまいました。

そう、これを崩壊というのかな。笑

当日手伝ってくれるメンバーはいるのだけど。

そんな話じゃない。そんな問題じゃない。

 

一緒に企画しようと残ってくれたメンバーには心から感謝してます。そして、そいつらは2人ともとてもアツくて行動力もあって、自分の頭で考えてもいる、自分が大好きなタイプ。似たような奴らです。

でもね、今回の準備を通じて思ったのは、似た者通しでやるとやりやすいし、ガンガン進めるけど、広がらないし、何も生まれない。

 

「速く行きたいなら1人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け。」

そんな言葉がある。

まさにその通りだなあと。

 

自分に、自分たちにないものってめっちゃあって。

それは周りの人は持っていたりする。

 

完璧な人間なんていない。

俺だってそうで。本当に抜けてるところばかり。

自分はすごいと思っていたけど、全然そんなことはなくてさ。

 

周りの人には、自分にない、すごいところがたくさんある。

考えが違うから劣っているとか、全くそんなことはない。

でも、場合によって相性はあるし、判断基準や定義はある。

「あの人はああだからすごい」とか「僕はこれがないからダメ」なんて、そんなことはない。

それは決められた判断基準や定義の問題であって、絶対的なものは存在しない。

たとえ社会の中で、行動力のある人が礼賛されていたとしても、そうじゃないからといって自信を失うことは全くないのだ。

そして、たとえ行動力があって「すごいね」なんて言われていたとしても、それが全てだと、絶対的なものだとは思わないことだ。

 

俺には俺の良さがあり、人には人の良さがあるから。

素直に人のすごさを認めて、真似しよう。そしてその結果として、苦手なところをカバーされる。

その上で、自分の良さを貫き続けられたら、どんなに良いか。

それが、リーダーだ。

 

良さを認めて、その見ている景色を見て、定義を揃えて、相手の言葉で、やり方で、みんなの力を最大化させて、まだ見ぬ力を引き出して、チームを、掛け算的に強くする。

それがリーダーだ。

 

「速く行きたいなら自分で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け。」

 

そう、自分はちっぽけで、1人でできることは限られているから。

だからこそみんなで行きたい。

 

自分のやり方を貫いて、そこに人を詰め込めば、結果として自分と合った人、同じような人しか巻き込めない。

それじゃ、意味がないんだ。新しいものは、生まれない。

みんな違ってみんないいのだ。

 

せっかく自分とは違うような人が来ても、わがままのままでチームを維持すると、自分と合っていない人は、苦しくなってしまう。

「我が道を行く」と「わがまま」は違うのだ。

利他の心。

大人になるというのは、ロジカルシンキングというのは、そういうことだ。

だが決して、自分の良さは、軸は、想いは、夢は、子供心は、忘れない。失わない。なくならない。

それらは、異なるものだから。

自分は自分、他人は他人。

違うけれど、わかりあうためにロジックはあり、客観は存在し、思いやりは存在する。

 

俺の足かせになっていたのは、ロジカルシンキングのようなスキルセット、表層ではなく、深く、生き方に根付いたマインドセットのようなものだったのかもしれない。

 

そこを見つめ直して、

大人になろう。新しい自分になろう。

かっこいい、大人に。

 

 

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