学生のアルバイトについて~選択における構成要素とその量と質の観点から~

2018/09/09

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最近バイトしてたんです。実は。短期ですけど。
そんで、長期のバイトも決まったんです。実は。
ってなわけでアルバイトついて考える機会が結構最近あって、そのことについて書いてみようと思ったんで書きます。

 

はじめに

学生のバイトって結構お金とかシフトの自由度とかそんなもので選んでしまいがちな部分があると思うんだけど、勿体無いなあって思う。学生のときにバイトして稼げるお金なんて微々たるものだし、シフトの自由度だって、そもそもの自由度が社会人に比べるとかなり高いのだからそこらへんはタイムマネジメント力をつけるって意味でも負荷かけて充実させていくって意味でも軽視していい条件だと思う。
じゃあどこを重視するのか?
俺は人、能力、経験だと思ってる。
そしてそれらの要素の中にも量と質という視点があるなと思ってて、そういった観点から書いていこうと思う。

人、能力、経験の要素の量

俺がこれまでにやってきた バイトを挙げれば、塾講師、工場、イベントスタッフ、居酒屋、オフィス事務(あと対価がお金じゃなく食住だったけど沖縄の海の家)になるのかなあと思うけど、自分の意志でやりたいと心から思ってやったのは居酒屋と海の家だけだった。
塾講師、工場、イベントスタッフはどれも最初の動機はお金であり、シフトの自由度であり、期間の短さであった。いろんなバイトをしてみたかったし、やりたいことをするためにお金が欲しかったから短期バイトをやっていった。この時の意思決定の軸は「経験」だったなと思う。いろんな経験がしてみたかった。そして、イベントスタッフのバイトの繋がりで居酒屋のオープニングスタッフに誘われて1からお店を作っていく経験をさせてもらったわけだけど、このバイトに誘われたときは心から行きたいと思った。居酒屋店員としての経験、店を作っていくという経験はもちろん、接客を中心とした人と話す力や食に関する知識、能力もつくと思ったし、何より人がよかったから。このとき人と能力、経験全てがフィットした気がした。
海の家もそうで、人と能力、経験全ての要素があった。このときは経験の要素が一番大きかったかな。
どれを重視するかは人次第だと思うけど、ここらへんの要素が大切になるんじゃないかなと。そしてここらへんの要素がある程度の量を満たしていればそのバイトはかなり有意義なものになると思う。そしてその量の比率やそもそもの絶対数は自分次第。例えば、俺の場合の居酒屋バイトの選択における意思決定の軸は定量的に可視化するならば100のうち、人60能力10経験30って感じだったかな。基本的に当時の自分は自分の基礎力をつけたいと思っていたから意思決定の基準としては人と経験が最重要視されていたと思う。

 

人、能力、経験の要素の質

東京の学生とかはすげーなあと思うのは一年生とかのうちから能力のことを考えて企業でバイトしたりしてる。たしかに能力もつくだろうしお金も稼げるかもしれない。もしかしたらそこにいる人たちがすごくリスペクトできるのかもしれない。けどそれも同じ話で、企業でバイトしてある程度ビジネスの言語化能力やタスクを回すスキルが上がったからといって、それは本当にトータルで人生を、自分を見て、どうなんだろう。まだ若いのにいろんな人や経験をすることなく狭い世界、同質の世界の中を突き詰めていく。それは本当に勿体無いなあと思う。もっと広い世界を見た方が絶対広がりは生まれるし、その広げていった世界は深め、収斂させていくフェーズになったときにも必ず役立つと思うから。

他にも、頭のいい学生も多いから効率的に家庭教師でがっぽり稼いでる子とかもいるし、そうじゃなくても女の子だと夜のお仕事とかは引く手数多だからそこでがっぽりって子もいて。あ、男もいるな。
そういう子達のバイトの要素にはバイトはお金補給というのが大きい気がする。もちろんそこで人や能力、経験の要素も満たされていくものだとは思うけど、その世界の中で広がっていく人や能力、経験はあくまで基本的に同質のものだと思うから。

まとめ

たしかに経験を積むという思考ベースで選択した短期バイトたちは短期だったから経験の要素をサクッと取れたから良かったけど、長期だったなら費用対効果としては最悪だったと思う。例え時給めっちゃ高くてシフトも自由みたいな神バイトであったとしても上述の通りバイトで稼げるお金なんて微々たるものだしその分自己投資に回して社会人になって回収した方がまし。でもお金はいるからバイトはしなくちゃならない。となると自己投資にもなるバイトを選ぶ必要があると思っていて。そうすれば成長しながらお金も稼げる。その時の選択の軸として人、能力、経験の要素の量と質があるなあと思ったって話でした。

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