「世の中をよりよくする」ということの(僕なりの)真実

2020/12/13

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「世の中をよりよくする」っていうのは難しい。

結論がめちゃくちゃその人の価値観に寄ってしまい、1つになることはないから。

例えば、ヒトラーにとっては彼なりの理想や正義があったのだろうし、多分、それと同じ構造はこれまでも、今も、そしてこれからもあると思う。

実は自分も「世の中をよりよくしたいな」と思ってる人間の一人だったりする。

きっかけは色々とあったように思うけど、物心ついてから、というか大学生になってからはずっとそんなことを思っていた。

「いつか俺は死ぬんだし、どうせ生きてるんだったら幸せになりたいし、周りの人も幸せにしたい。できるなら世の中だってよりよくしたい」

なんて。

そんなことは常に俺の頭の中にあって、

最初は人々の心に癒しや勇気を与えられる芸術家に憧れたり、実際に社会を動かしていける起業家に憧れたり。社会を変えられる理論を作れる学者に憧れたり。

最終的には「全部やれないと意味ねー」って、自ら理論を構築し、社会システムとして、はたまた人々の心にさえも、影響を与えられるようなそんな最強の人間になりたいと思ったり。(そんな人を自分の言葉で「社会的芸術家」と呼んでいた)

卒論も「幸福度」で書くくらい、世の中をよりよくするということに対しては真剣だった。

これまでもずっと考えてきたし、これからもまたおそらく考えて、

その考えは変わっていくのかもしれないけど、今思う、

「世の中をよりよくする」ということに関しての(僕なりの)真実がある。

それは、「自由」である。

誰しも、一人ひとり異なっており、考えも、感性も異なる。

そんな僕らが、本当の意味で幸せを追求したいと思うのであれば、

必要なのは指針ではない。「自由」であると思うのだ。

その可能性を最大限に発揮することこそが、その人にとっての幸せであり、社会によっても利が最大化された状態であり、世の中もよりよくなっている状態であると考える。

幸い、テクノロジーの発達により「個人の時代」と呼ばれるような時代になり、衣食住にも困らないという歴史上稀に見る状況に人類は存在している。つまり、史上かつてないほど、人間が最も人間らしく生きていける時代(「生物」ではなく、彼らの精神的欲求に向き合うことのできる時代)になっているのだ。

しかし、それとともに、広がる格差や情報オーバーロードに伴うストレス社会、競争の激化、資本主義の歪みなどが表面化してきている。

どの道を選べば正解で、どの道を選べば幸せになれるのか。

そんなことがわからない時代に、僕らは生きている。

それでも、この時代に生まれたからにはと、この時代を最高に面白く生きていくためには、「自由」を手にする必要がある。

人間が史上最も人間らしく生きていけるこの時代に、

自由に、一人ひとりの可能性が最大化される社会を目指して。

それが、この時代における「世の中をよりよくしていく」ということへの僕なりの真実になる。

僕自身が、その思想を体現し、自由に在るために、「peer」というプロジェクトを走らせ始めた。

僕が今仕事として日々向き合っている「HR」や「人材」「労働」というような領域において、人々の可能性を最大化する上で問題だと感じていることに向き合っていくことを目指している。

テーマとしては、「業界の効率化(労働集約の解放)」「産業構造の転換」「GenerationZの台頭」こんなところを切り口にやっていけたらなあと思ってる。

元号はついに令和。

新しい時代を創っていくのは、間違いなく俺たちだと信じている。

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