本当の意味で人生を楽しむとは

2018/09/09

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一昨日ベトナムから帰ってきました。
ただいま!

これまで、多くのところ(東南アジアばかりだけど)に行ったけど、改めて旅は最高だ。そう思った。

特に、今回の旅からは、
「本当の意味で人生を楽しむ」ということ。
その意味を感じることができたので、残しておこうと思う。

「本当に人生を楽しむ」ということは、

・心を解放し、欲をしっかり満たすこと
・自分に合っている、受け入れられていると思える環境に身を置くこと
・気のおける仲間に囲まれていること

この三つがあるかにかかっている。
これさえあれば、これさえあれば、きっと人生は素晴らしい。

福岡にいた頃に経験した旅からはこれを実感することはできなくて。
福岡にいた頃はどこか守られていたから。

俺がこれを実感することができたのは一度東京に出てきたから。
あったかくて、自分が何もしなくても受け入れられていた環境から出てから。
街の風はとても冷たくて、自分を強く持たないととてもじゃないけどやっていけなくて。

夢のためにと頑張ってきた。
「自分はなぜ、自分の家を捨ててまで東京に来たのか」、その意味を自分に問い続けて、奮い立たせながら頑張ってきた。

何も考えずに生きているように見える人がうらやましかった。
今いる環境に満足して、日常に溺れることができる人がうらやましかった。
でも自分にはそれができなかったから、東京に来てしまった。
もちろん、来ることができて嬉しくも思っている。
でも、もっと楽な生き方はあると思うし、自分にそれができないのが何だか悲しくもあった。
自分を追い詰めて、追い立てないと満足できないから。
それはとても楽しいことだけど、辛くもある。

何のためにこんなことをしてるんだろうと思うこともある。
それでも、やらなくちゃ生きていけないから自分を追い詰めて生きてきた。

でも、自分を追い詰めながら生きていけているのは、
現状がすごく幸せだからだと気付いた。
意識せずとも、自分は幸せに生きていたんだと気付いた。

東京に来てからも幸せだった。
だけど、どこか無理していたのかもしれない。
夢のためにと、頑張りすぎていたのかもしれない。

ベトナムは最高だった。
みんなが自分の欲に忠実に生きていた。
その人たちの周りには仲間がいた。最高の環境があった。

ただ何も考えずに生きた。
「頑張らなくてもいいよ」
そう言ってくれたような気がした。

そこで俺は本当の幸せに触れた。

日本に帰ってきて気付いたけど、
みんな自分の欲を押し殺している。
いたくもない人と一緒にいるし、環境も自分で選べていない。
漂う閉塞感。悲壮感。
すごく綺麗で清潔な街の中で、人の心は死んでいた。
なぜこんなことが起きているのだろう。

俺たちは途上国から学ぶべきだ。
「人は幸せになるために生きている」
だから、だからこそ、俺は「社会的芸術」は有用だと信じる。
社会に、素直に美しいものを尊ぶエッセンスを注入したい。
やり方は無限大。

一つの答えの鍵は東南アジアに隠されていると感じた。

だから俺はまた東南アジアに戻る。
近いうちに、必ず。

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