抽象的な概念、思想は批判と賛成両方伴うものの、結局答えを成さない。答えを出すのは具体的な行動だけである。

2018/09/09

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これ見て、そしてそれへのコメントを見て思った。

抽象的な概念、思想は批判と賛成両方伴うものの、結局答えを成さない。答えを出すのは具体的な行動だけである。

違うということは優越ではない。単に違うだけである。

その違いから文化は形成され、時代、状況に応じてその文化がフィットしているかいないかが生まれる。

大切なのは、その違いを比較して「もっとこうしよう」と主張するのではなく、状況、文化の違いを省みた上で自分はどっちがいいのかを選択する客観性と視野、知的世界の広さを持つことだと思う。

そして出た結論から導き出される行動が答えを出し、自分を変えるだろうし、周りも変えるかもしれない。

しかしそこに変わらずあるのは「違うということに優越はない」ということ、そして「こっちの方が良いからこうしよう」という論理には正解というものはなく単に時流や価値観に基づいたものであるという事実だけである。

自分に合っていると思った場所、文化、価値観、生き方を選択することは自分にとって一つの正解だろう。

ただし、それを人に押し付けることはあってはならない。与えていいのは選択肢とそれを選ぶための教育だろう。

どうしても押し付けたいと思った時に難しながらも取るべき選択肢はアート、そしてビジネスだと信じる。

そういった観点から、抽象的な概念、思想は批判と賛成両方伴うものの、結局答えを成さない。答えを出すのは具体的な行動だけ。俺はそう思っている。

以上のことから俺はやっぱり「社会的芸術」を信じているし、その根本的アプローチには人材系、教育系のアプローチが存在し、表層的アプローチには衣食住があると思うのだ。

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